100段階段コラム ~エピソード3.遊歩道周辺~

エピソード3.遊歩道周辺

百段階段の前身

昔の地図と重ねてみると、今の100段階段は、横浜と川崎の市境にある尾根道からユリノキ通りのある谷筋へと降りていく道を、尾根沿いにまっすぐにつけかえたものであることがわかります。尾根の西側の小さな谷戸は、100段階段の隣のクルドサックとなりました。

富士見階段

100段階段の先、鉄塔のそばにある富士見階段からは、多摩丘陵、相模平野を越えて、箱根の山々から大山(7224段目)、丹沢の山々まで見渡せます。丹沢山塊の上部には、富士山(22368段目)が頭を出しています。2月上旬と11月上旬には富士山頂に日が沈むダイヤモンド富士を見ることができます。

幻の北岳

横浜と川崎の市境の尾根道から西を眺めると、丹沢山塊と奥多摩の山々との間に、南アルプスの農鳥岳(17868段目)と間ノ岳を望めます。冬には雪をかぶって白くなるので、わかりやすいかと思います。その右側に肉眼では見えづらいですが、稜線の上に北岳がわずかに顔を出しています。ここから富士山(22368段目) 、北岳(18870段目)、間ノ岳(18852段目)と、日本の標高1、2、3位の山が同時に見えることとなります。

四方上がりの交差点

美しが丘公園北西角の「美しが丘小学校入口」の交差点に立つと、北側は美しが丘小学校への坂、西側はユリノキ通り、東側は美しが丘東小学校へ、南側はロケットハウスの方へと、すべて上り坂で、交差点が窪地のようになっています。いったい、雨水はどこに流れるのでしょう??

電線は続くよ、どこまでも

美しが丘地区を横切る送電線はどこを結んでいるのでしょうか。すでに昭和初期の地図に、鉄塔と電線が今と同じ位置に記載されています。西は王禅寺、新百合ヶ丘、黒川を経て、町田の西東京変電所に、東は新石川、有馬、東山田、高田、綱島を経て川崎尻手の京南変電所に至ります。尻手と黒川をつないでますが、尻手黒川道路とはだいぶ異なるルートです。

カラスの巣の上で

100段階段を登り切った先に鉄塔があります。この鉄塔の上部に、毎年のようにカラスの巣ができます。春先には、カラスが巣作りのために小枝やハンガーなどを集めています。子育ての季節になると、道行く人を威嚇することもあります。襲われないように、またゴミを散らかされないように気をつけてください。

トトロの森の入り口

2丁目39番地と55番地の間に、外周道路から市境の尾根道に抜ける小径があります。イチョウの大木のもとに茂った木々が覆い被さり、行き止まりかと思いきや、数段の階段が尾根道側へと導いています。別世界へ誘うような樹木のトンネルは「トトロの森の入り口」と呼ばれています。